【上級者向け】香港の4大長距離ハイキングトレイルを見どころと合わせて解説

マオンシャン(Ma On Shan/馬鞍山)、展望台(Ngong Ping Viewing Point/昂平觀景台) アジア・オセアニア

ハイキングは香港で人気のアクティビティの一つで、難易度の異なる様々なトレイルがあることはこちらの記事でも触れましたが、今回は香港の4大トレイルと呼ばれる4つの長距離ハイキングトレイルについてご紹介します。

上級者・ランナーの方は一度に完走するコースでもありますが、初心者でもセクション毎に区切って挑戦できるので、短距離に慣れてきたらぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

香港トレイル(Hong Kong Trail/港島徑)

概要

距離: 50km
のぼり: 3,031m
セクション数: 8

香港島を西から東へ渡るトレイルで、香港では “Cross Frog” とも呼ばれています。
カエル(Frog)の形をした香港島を横断(Cross)する、というところからきているそうです。

このトレイルはピークをスタート地点とし、香港島にある5つのカントリーパークーLung Fu Shan龍虎山、Pok Fu Lam/薄扶林、Aberdeen/香港仔、Tai Tam/大潭、Shek O/石澳を通りBig Wave Bayをゴールとする全長50kmのトレイルです。

他のトレイルと比較して、距離や高低差がそれほどないため、ロングトレイルに初めて挑戦するという人にはおすすめです。

また、所々で大きな道路を通ったり、交通アクセスもよいので、とりあえず行けるところまで行ってみる、ということもできます。

8つのセクションに別れているため、各セクション毎にトライすることもできます。

セクション

セクションルート距離 (km)時間 (hr)難易度距離標
1The Peak → Pok Fu Lam Reservoir7.02.0★★☆☆☆H001-014
2Pok Fu Lam Reservoir → Peel Rise4.51.5★★☆☆☆H015-025
3Peel Rise → Wan Chai Gap6.51.75★★☆☆☆H026-037
4Wan Chai Gap → Wong Nai Chung Gap Road7.52.0★★★☆☆H038-050
5Wong Nai Chung Gap Road → Mount Parker Road4.01.5★★★☆☆H051-059
6Mount Parker Road → Tai Tam Road4.51.5★★☆☆☆H060-067
7Tai Tam Road → To Tei Wan7.52.0★★☆☆☆H068-83
8To Tei Wan → Tai Long Wan (Big Wave Bay)8.52.75★★★☆☆H084-100

見どころ

アバディーン(Aberdeen/香港仔)ーセクション2

アバディーン(Aberdeen/香港仔)

ジャーディンズ・ルックアウト(Jardine’s Lookout/渣甸山)ーセクション5

ジャーディンズ・ルックアウト(Jardine’s Lookout/渣甸山)
ジャーディンズ・ルックアウト(Jardine’s Lookout/渣甸山)

タイタム貯水池(Tai Tam Reservoir/大潭水塘)ーセクション6

タイタム貯水池(Tai Tam Reservoir/大潭水塘)

ドラゴンズバック、ビックウェーブベイ(Dragon’s Back/龍脊、Big Wave Bay/大浪灣)ーセクション7

ドラゴンズバック
ドラゴンズバック 山頂
Big Wave Bay ビーチ

全体的にコンクリートの上を歩くことが多く、自然の景観も他のエリアに比べて少ないですが、手軽に挑戦できて、全工程歩き終わった後の達成感も味わえるので、ハイキングに慣れてきたという人にはおすすめしたいコースです。

ランタオトレイル(Lantau Trail/鳳凰徑)

概要

距離: 67km
のぼり: 3,059m
セクション数: 12

香港島の次に長いトレイルが、ランタオ島にあるランタオトレイルです。

Mui Wo/梅窩 をスタート・ゴール地点としたループのコースです。

このトレイルはこちらでも紹介している、香港で2、3番目に高い2つのピーク、サンセットピークとランタオピークを通るため、少し難易度があがりますが、それ以外は一部の長いセクションがあるだけで、それほど難しいものではありません。

このトレイルも12のセクションに別れているので、自分のレベルに合わせてセクションを分けてトライしてみましょう。

セクション

セクションルート距離 (km)時間 (hr)難易度距離標
1Mui Wo → Nam Shan2.50.75★☆☆☆☆L000-004
2Nam Shan → Pak Kung Au6.52.75★★★★☆L005-017
3Pak Kung Au → Ngong Ping 3604.52.75★★★★☆L018-026
4Ngong Ping 360 → Sham Wat Road4.01.25★★☆☆☆L027-034
5Sham Wat Road → Man Cheung Po7.52.75★★★☆☆L035-049
6Man Cheung Po → Tai O2.51.0★★☆☆☆L050-054
7Tai O → Kau Ling Chung10.53.0★★★☆☆L055-075
8Kau Ling Chung → Shek Pik5.51.5★★☆☆☆L076-086
9Shek Pik → Shui Hau6.52.0★★☆☆☆L087-099
10Shui Hau → Tung Chung Road6.52.0★★☆☆☆L100-112
11Tung Chung Road → Pui O4.51.25★★☆☆☆L113-121
12Pui O → Mui Wo9.03.0★★★☆☆L122-140

注意したいポイントは、交通のアクセスがあまりよくないところです。事前にどこまで進むか決めておいて、帰り方を確認しておくことをおすすめします。

見どころ

サンセットピーク(Sunset Peak/大東山)ーセクション2

サンセットピークから眺めるランタオピーク
サンセットピーク からの眺め

ランタオピーク(Lantau Peak/鳳凰山)ーセクション3

ランタオピークからの眺め

カウリンチュン(Kau Ling Chung/狗嶺涌)ーセクション8

カウリンチュン(Kau Ling Chung/狗嶺涌)

タイガウウーピーク(Tai Ngau Wu Peak/大牛湖頂)ーセクション12

タイガウウーピーク(Tai Ngau Wu Peak/大牛湖頂)
ランタオ・トレイル セクション12

ビーチや、キャンプ場を通るトレイルになっているので、キャンプをしながら数日かけてコンプリートするのも良いかもしれません。

サンセットピーク、ランタオピーク以外はそれほど混み合っていないので、香港島より落ち着いてローカルな気分でハイキングを楽しめるコースです。

ウィルソン・トレイル(Wilson Trail/衛奕信徑)

概要

距離: 81km
のぼり: 5,407m
セクション数: 10

香港島からクーロン(九龍)、ニューテリトリー(新界)まで南北に伸びているのがウィルソントレイルです。それぞれのエリアごとに異なる香港の側面をみることができ、良いとこどりのコースです。

香港島ではこちらでも紹介しているツインズとヴァイオレット・ヒル、香港トレイルと交差するジャーディンズ・ルックアウトを通ります。

クーロン側でもデビルズピーク(Devil’s Peak/魔鬼山)やカオルーンピーク(Kowloon Peak/飛鵝山)で香港らしい景色を楽しみながらも、南はライオンロック(Lion Rock/獅子山)から北はパッシンレン(Pat Sin Leng/八仙嶺)まで5つのカントリーパークを通るので、自然に囲まれたハイキング体験もできます。

セクション

セクションルート距離 (km)時間 (hr)難易度距離標
1Stanley → Wong Nai Chung Gap4.82.0★★★★☆W001-007
2Wong Nai Chung Gap → Quarry Bay6.62.5★★★☆☆W009–018
3Devil’s Peak → Tseng Lan Shue9.34.0★★★★☆W019-30
4Tseng Lan Shue → Sha Tin Au8.03.0★★★★☆W032-046
5Sha Tin Au → Tai Po Road7.42.5★★☆☆☆W047-059
6Tai Po Road → Shing Mun Reservoir5.32.5★★☆☆☆W061-069
7Shing Mun Reservoir → Yuen Tun Ha10.24.0★★★☆☆W070-088
8Yuen Tun Ha → Cloudy Hill9.04.0★★★★☆W089-105
9Cloudy Hill → Pat Sin Leng10.64.5★★★★★W106-125
10Pat Sin Leng → Nam Chung6.82.0★★☆☆☆W126-137

見どころ

ツインズ、ヴァイオレット・ヒル(The Twins/孖崗山, Violet Hill/紫羅蘭山)ーセクション1

ツインピークから望むスタンレー
ツイン・ピークス 山頂

カオルーンピーク(Kowloon Peak/飛鵝山)ビューポイントーセクション4

カオルーンピーク(Kowloon Peak/飛鵝山)ビューポイント

ライオンロック(Lion Rock/獅子山)ーセクション5

ライオンロック

ライオンロックカントリーパークには野生の猿もいます。

ライオンロック(Lion Rock/獅子山)カントリーパーク

シンムン貯水池(Shing Mun Reservoir/城門水塘)ーセクション6

シンムン貯水池(Shing Mun Reservoir/城門水塘)

クラウディ・ヒル(Cloudy Hill/九龍坑山)、パッシンレン(Pat Sin Leng/八仙嶺)ーセクション9,10

クラウディ・ヒル
パッシンレン

私は10つのセクションを、香港島(セクション1,2)、クーロン(セクション3〜5)、ニューテリトリー南(セクション6〜8)、ニューテリトリー北(セクション9〜10)の4つに区切って歩きました。こうして区切るとスタート地点まで・ゴール地点からのアクセスも良いのでおすすめです。

マクリホース・トレイル(MacLehose Trail/広東語:麥理浩徑)

概要

距離: 100km
のぼり: 6,189m
セクション数: 10

香港で最も長く、高低差も大きいトレイルがこのマクリホース・トレイルです。

前半は自然の豊かなサイクン(Sai Kung/西貢)エリアを、西側の海・ビーチと西側の山・森林の中を巡りながら進み、後半は香港最高峰のタイモーシャン(Tai Mo Shan/大帽山)一帯をいくつかのピークなどを通過し、ゴール地点のツェンムン(Tuen Mun/屯門)を目指して西へ進むコースです。

HK 100 Ultra Marathonのコースとしても採用されており、ランナーにも人気のコースとなっているようです。

セクション

セクションルート距離 (km)時間 (hr)難易度距離標
1Pak Tam Chung → Long Ke10.62.5★★★☆☆M000-020
2Long Ke → Pak Tam Au13.54.0★★★★★M021-048
3Pak Tam Au → Kei Ling Ha92.5★★★★☆M049-068
4Kei Ling Ha → Tai Lo Shan12.74.0★★★★★M069-093
5Tai Lo Shan → Tai Po Road10.62.5★★★★☆M094-115
6Tai Po Road → Shing Mun4.61.0★★☆☆☆M116-123
7Shing Mun → Lead Mine Pass6.22.5★★★★☆M124-136
8Lead Mine Pass → Route Twisk9.74.0★★★★☆M137-155
9Route Twisk → Tin Fu Tsai6.32.5★★☆☆☆M156-168
10Tin Fu Tsai → Tuen Mun Town15.64.0★★★★☆M169-200

見どころ

ロンケー(Long Ke/浪茄)ーセクション1,2

ロンケー(Long Ke/浪茄)

サイワンビーチ(Sai Wan Beach/西灣沙灘)ーセクション2

タイロンワン(Tai Long Wan/大浪湾)

マオンシャン(Ma On Shan/馬鞍山)、展望台(Ngong Ping Viewing Point/昂平觀景台)ーセクション4

マオンシャン(Ma On Shan/馬鞍山)、展望台(Ngong Ping Viewing Point/昂平觀景台)
マオンシャン(Ma On Shan/馬鞍山)、展望台(Ngong Ping Viewing Point/昂平觀景台)

ライオンロック(Lion Rock/獅子山)ーセクション5

ライオンロック

ニードルヒル(Needle Hill/針山)、インガンピーク(Yin Ngan Peak/燕岩頂)ーセクション7, 8

ニードルヒル(Needle Hill/針山)
インガンピーク(Yin Ngan Peak/燕岩頂)
タイモーシャン(Tai Mo Shan/大帽山)

レザボア・アイランド展望台(Reservoir Islands Viewpoint/千島湖清景台)ーセクション10

レザボア・アイランド展望台(Reservoir Islands Viewpoint/千島湖清景台)

マクリホース・トレイル ゴール地点

マクリホース・トレイル ゴール

このトレイルも私は4つ(1〜3、4〜5、6〜8、9〜10)に区切って挑戦しましたが、どのセクションでも香港にいるとは思えないほどの自然を楽しむことができるので、騒々しい街中の日々に疲れたら、ぜひ部分的にでも挑戦してみてほしいコースです。

まとめ

それぞれ距離・難易度の異なる4つのハイキングトレイルですが、どのトレイルにも見どころがあり、それぞれ異なる風景を楽しむことができます。

ハイキングに慣れてきたら、4つ網羅を目指して挑戦してみてはいかがでしょうか。

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